喫茶去(きっさこ)

日々の暮らしで感じた事

人と関わる

事をした方が良い


と言ったのはふらっと立ち寄った占いの部屋に居た占い師だった。



あれば今年の3月。


何十年ぶりかの同期会を高輪で行った時のことだった。


幹事だった私は、会場の下見に高輪に足を運んだ。その帰りに時間があったので、本当にふらっと、何故入ったのかはわからないけれど、その占いの部屋に入って行った。


確かタロット占いで私は今後の自分がどうなるのか知りたいという気持ちがあったのだけど、その占い師の女性はあくまでこれはアドバイスですと冷静だった。


今思えば、彼女は未来を予言する人では無いし全うな答えだと思う。


その時に貴女は人と関わる事をもっとした方が良いですと言われた。


当時は働いてもおらず専業主婦で娘達も大学、専門学校を同時卒業で新しい季節に向かっている時期だった。そのせいか自分も何かを変えたいと思って占いというものに惹かれたのかも知れない。



何という他力本願!


でもその言葉がずっと心に残っていた。



その後重い腰をあげたのが夏。


それも友人がたまたま面接の帰りだと言って我が家の最寄りの駅に立ち寄ってくれた事がきっかけだった。

後に短期バイトで私もその友人と同じ所を面接し採用され3ヶ月間ものすごく大勢の人達と関わる仕事をした。


なんとこれも他力本願!


だがとても貴重な体験でその時仲良くなった仲間とは時間が合えば時々会ったりラインで繋がったりしている。


そして今は全く別の会社で契約社員として働いているが、この仕事も内外ともに色々な人と関わる仕事だ。


55歳になってこんなに家族以外の人に関わるようになるなんて3月の頃の私は考えてもみなかったと思う。


これまでもかなり行き当たりばったりというか、直感で動くタイプだったが、反省するよりもやっぱりコレが正解だったと思うことの方が多い。

結果多くの人に出会い助けられている。


勘違いかも知れないけれど充実しているとさえ思う。


でも、毎日楽しいのは事実だ。

自分を信じてこれからも頑張ろう。

国立新美術館へ

友人に誘われて行って来た。

雨続きだったのですが今日は朝から濃霧でしたが午後から晴れて芸術の秋を堪能した。


「カルティエ、時の結晶」


友人が新聞屋さんにもらったというチケット。有難い。


新美自体初めて行くが、乃木坂駅直結でとても便利。



カルティエ、眩いばかりの宝石や時計の数々は圧巻で溜息をつくばかり。


最後のエリアのみ写真撮影OKでしたが、私の下手くそな撮影技術ではその美しさを再現するのは無理だった。

実際目にしたものの方が断然綺麗で輝きも艶も何もかもが別世界のものとして息づいていた。


そして飾りかたが秀逸で川島織物のカーテンや大谷石を積んだレイアウト、日本の職人や技術がカルティエの作品と融合し丁寧に造られた展示室だった。


国立新美術館「カルティエ、時の結晶」


12月6日までの展示。

一見の価値ありの展示会だった。

ひやっとドキっと

肝を冷やす出来事があった。

今朝夫を羽田空港まで車で送って(本日赴任先へ)行く際に車庫から車を出した時の出来事だ。


寝ぼけていたのか、それともシートの位置が夫仕様のまま運転したせいか(少しの距離と後で夫に運転を変わる為)自分の感覚がおかしくてバックした際何故かブレーキとアクセルを踏み間違えてしまった。

ガコンッと車が止まった。

「うわっ!やった!」と思うまで随分タイムラグがあったように思う。


壁に激突、車の後ろに物凄い傷と思いきや何も傷がついていない!


あ!そうだ!自動ブレーキだ!とおもい当たるまで数秒かかった。


勿論、パーキングの壁も車も無傷。

良かった、本当に良かったと安堵する気持ちよりも自分が信じられない情けない気持ちとこれが壁でなくて人や生き物だったらという恐怖心が強く暫く呆然としてしまった。


情けない気持ちよりも恐怖心の方が強かった。

55歳、もうすぐ還暦だぜ☆とおちゃらけながらもまだ自分は若いぜと思っていたけれど。

いやこれは若さとか関係ないんだ。

こんな事は初めてで車に慣れきってしまった傲慢さなのだと反省しきり。


帰りの運転も慎重にしなきゃと思いながら、怖さと何処か自分があんな事になった信じられない思いで動揺したままでこれじゃあかんとハーっと運転しながら大声て気合いを入れた。


今後こういう事が無いように

1、僅かな時間の運転でもシートは自分に合った位置にする!

2、絶対に慌てない。時間に余裕を持って行動!運転!する!

3、ブレーキを常に意識すること!


何故か!が多いのは2度とこんな事にならない様に気合の表れある。


無事帰宅し、車を車庫に入れ降りた後、私は雨に濡れた車を撫でた。


「ありがとう!止まってくれて本当にありがとう!」


いや本当にありがとうだったよおおおお!